過去にキラキラネームが大流行しましたが、最近ではシワシワネームがジワジワ増えているそうです。
キラキラネームとは違った、シワシワネームには魅力やメリットがあります。
ここではシワシワネームの特徴やメリットについてお伝えします。
シワシワネームはいつから?流行る理由
シワシワネームという言葉はいつから出てきたのでしょう。
その経緯をみていきましょう。
シワシワネームはいつから?
シワシワネームがいつから始まったのかは定かではありません。
ですが、世間に認知されたきっかけは、2015年4月11日付けの日経新聞にあるコラムです。
批判も多かったようですね。
シワシワネームという言い方は失礼だし何だか嫌ですからね。
昔っぽい名前ですが、別にシワシワネームと言わなくても堅実な良い名前だと思います。
流行る理由
シワシワネームが密かな流行となっている理由として挙げられるのは、キラキラネームの弊害や対抗心です。
難読で奇抜なキラキラネームは社会で苦労することが多く、ネットやテレビを通して悪影響が目立ちました。
その点、昔ながらの古風なシワシワネームは読みやすくわかりやすいので人気が出ています。
キラキラネームが流行りすぎていて、逆にシワシワネームをつけた方が目立っていて良いと考える親もいます。
また、モーニング娘の加護亜依さんが息子に義継(よしつぐ)という名前を付けたことでも話題になっていましたよね。
流行というものはやはり芸能人たちが深く関係している部分もあるでしょう。
シワシワネームの4つの特徴
シワシワネームの特徴は大まかに4つあります。
1.古風な名前が特徴
シワシワネームの特徴とは、古風な名前のことです。
たとえば、男の子だと「太郎」女の子だと「恵津子」などといった名前がシワシワネームとなります。
キラキラネームは、自分が良いなと思った名前を決めてから、それに合う漢字を考えて決める場合が多いです。
シワシワネームは、名前で使いたい漢字を考えてから呼び方を考える場合が多い傾向です。
2.漢字1文字
女の子なら恵(めぐみ)華(はな)男なら修(おさむ)樹(いつき)など、漢字一文字の名前はシンプルなかっこよさがあります。
3.名前の最後を古風にする
名前の最後の漢字を止め字と呼び、男の子なら郎・介・成・輔、女の子なら美・子・乃が最後に付く名前は、人気の古風な名前の定番でしょう。
ちなみに、今も昔も女の子の名前でよく見かける「子」という漢字は、バラバラにすると「一」と「了」という漢字になり、一が始まりで了が終わりという意味で使われたりするため、人生の始まりから終わりまでという意味があります。
この事から「幸子」という名前は「始まりから終わりまで幸せに過ごせるように」という願いを込めてつけられる場合が多いようです。
名前に使う漢字は凶作用が強いというものもあるので、気になる方は下記を参考にしてください。
4.女の子の名前をあえてひらがなにする
漢字だと堅苦しい印象になりがちなため、あえてひらがなで名付ける場合があるそうです。
ひらがなは、曲線が多く丸みがあったりもするため、優しい印象を持たれやすいですね。
シワシワネームの6つのメリット
シワシワネームという言葉の表現はあまり印象が良くないですが、古風な名前はメリットがあります。
1.落ち着きがある
古風な名前は、大人っぽく感じたりおしとやかなイメージがあり、落ち着きのある印象を与えます。
2.年齢を重ねるほど名前が似合ってくる
子供の頃に「悦子」という名前だと古風すぎて嫌だと感じるかもしれませんが、大人になると似合っているように感じてきて逆に良かったと思うのではないでしょうか。
逆にキラキラネームで「苺」という名前だった場合、大人になってから恥ずかしく感じたり、なんだか子供っぽい名前だなと感じて嫌になるかもしれません。
3.覚えてもらいやすい
シワシワネームは1文字や2文字の漢字が使われた名前や覚えやすい名前であることが多いです。
名前間違えが少なく、本人も相手にも余計なストレスを与えません。
4.誠実なイメージを持たれる
シワシワネームは漢字自体の意味を重視するので、漢字のイメージから真面目や誠実さを印象付けます。
「勉」や「修」など真面目そうなイメージの漢字を使われる事が多いためかもしれませんね。
5.キラキラネームのような悪影響がない
基本的にシワシワネームは一般的な漢字と読み方をするので、キラキラネームのように奇抜な名前にはなりません。
キラキラネームで指摘されている受験や就職などでのマイナス面もなく、社会で損することは少ないでしょう。
6.名前が目立つ
キラキラネームとまではいかなくても、今はオシャレな名前が多い時代なので、その中でシワシワネームにすることで逆に目立つことがあるでしょう。
周りにイマドキの名前が多いと、古風な名前でなくても普通の名前でも同じことが言えるかもしれませんね。
これはメリットにもデメリットにもなるので、人によって受け取り方が違うと思います
シワシワネーム一覧(芸能人)
芸能人を参考にどんなシワシワネームがあるのかまとめました。
30代までの若い芸能人が中心です。
男性
- 坂口健太郎
- 加藤清史郎
- 間宮祥太朗
- 玉山鉄二
- 神木隆之介
若い芸能人の中で名前の最後に「たろう」が付いた芸能人がしばしば見受けられます。
「孝太郎」「虎太郎」「凛太郎」と使う漢字によってイメージもガラリと変わりますね。
大正や昭和時代に流行した名前は漢字一文字の名前が多く「博」「清」「浩」などがあります。
「博」は1948年に明治安田生命の名前ランキングで一位になるくらい流行した名前です。
女性
- 前田敦子
- 杉咲花
- 米倉涼子
- 二階堂ふみ
- 広瀬すず
「○○子」「○○美」「○○代」などの名前は大正・昭和60年代くらいまでに流行しました。
「子」が付く名前は今も昔も一定数いますよね。
それだけ日本では昔からあるごく普通の名前なのでしょう。
「すず」「ふみ」という名前は明治時代に流行っていた名前ですが、古さはあまり感じず、なんだかオシャレに見えます。
シワシワネームは昔なら一般的な名前でも、時代的にやや珍しいからでしょうかね。
「明治安田生命|時代による名前の遍歴」から、時代別に流行の漢字や背景を知ることができます。
シワシワネームの注意点
古風な名前を付ける際に、難しくなりすぎないように注意しましょう。
キラキラネームでなくても漢字や読み方が難しくなってしまうと、名前が人に通じず苦労が多くなります。
名前はテストや書類などもっとも書く機会が多いため、分かりやすく書きやすい方が良いでしょう。
流行のシワシワネームと特徴のまとめ
現在、昔は普通だったシワシワネームをあえて名前に付ける人がいます。
芸能人の影響や、良くも悪くもキラキラネームがあまりにも目立ってしまったことも理由としてあるでしょう。
キラキラネームやシワシワネームの次はどんな名前が来るのでしょうね。