実印はどんなサイズでどんな素材で作ればいいのか、名前のみで作成してはいけないのか、いろいろ疑問が多いと思います。
とくに、名前のみで作りたいけど男性でその彫り方はダメなのかな?
と不安に感じる方は多いようです。
名前のみの実印は彫り方に注意が必要です。
ここでは男性向け実印作りのポイント、名前のみで彫る注意点やメリットなどを解説します。
男性が実印に名前を彫りたい理由
男性が名前で実印を作る理由として、以下が挙げられます。
- 名字で嫌な思いをした
- フルネームが好きじゃない
- 名前を気に入っている
- あえて名前だけを彫りたい
- 姓名判断で決めた
一般的に女性は結婚すると名字が変わることが多いため、フルネームではなく名前だけ彫るという認識があります。
姓名判断でも「女性の実印は名前のみで横彫りがいい」と言われることが多かったり、男性も女性もフルネームだと画数が悪いからという理由もあります。
名前が変わるのは女性だけでなく、男性でも名字が変わることもありますよね。
男性が名前で実印を作ることは全く不思議なことではないのです。
「男性の実印」は名前のみはダメ!?
ではここから男性の実印に名前を彫る場合どうなるのかを見ていきましょう。
実印は戸籍上の名前であればよい
名前だけを彫ることに関して、印鑑登録(実印)の規定ではどうなっているのでしょう。
印鑑登録の規定として、
「住民票に登録されている氏名、氏、名、または氏および名の一部を組み合わせたもの」
とされています。
つまり、実印に彫る名前は住民票に登録した戸籍上の氏名であれば、男性もフルネームでなくてもいいとうこと。
ペンネームや芸名では作れませんが、法律上、名前の彫り方に関する決まりはありません。
男性も女性と同じように名前だけで実印を作ることができます。
実印に名前を登録できない自治体もある
印鑑登録についての法律はなく、各市区町村の条例で運用されている制度です。
実印の規定では、名前の彫り方(名前だけ・フルネーム・名字だけ)に関する規定はありません。
ですが、男性も女性もフルネームを実印の登録条件とする自治体もあるので要注意!
実印を作る前に、あなたのお住まいの自治体ではどうなっているのか、登録条件を事前に確認しておきましょう。
「住居地(○○区/○○市/○○村)+印鑑登録/印鑑証明書」と調べてみてください。
男性が名前の実印にするメリットデメリット
男性が名字・氏名(フルネーム)・名前のみで実印を作るメリットとデメリットをまとめました。
男性が名前のみで実印を作っても大きなデメリットはありません。
男性が名前のみで実印を作るメリット
- 誤使用のリスクが少ない
- 印影がつぶれにくい
- 印鑑で個性を出せる
- 一生使える
結構、男性が名前だけで実印を作るメリットがありますよね。
安全性の観点から、フルネームもそうですが名前のみの実印なら、家族間の誤使用も防げます。
名字だけだと家族が間違って使ってしまったり、家族間で兼用する方もいますが、それは危険なので絶対に止めましょう。
また、名前のみだと多くの場合が印面が複雑になりにくく、印影ががつぶれないというメリットもあります。
フルネームで画数が多く複雑な名前だと、印鑑を押したときに印影がつぶれてしまいます。
あまりにも難しい名前は実印登録できない自治体もあるくらいです。
他にも、男性で名前だけで実印を作るのは多くないためそれだけで個性を出せたり、戸籍改名しない限り名前だけの実印は一生使えます。
男性が名前のみで実印を作るデメリット
- 既成の印鑑が入手できない
- 防犯性がやや不安かも
男性が名前だけで実印を作る大きなデメリットはありません。
あえて挙げるなら、この2つかなと感じます。
名字の印鑑はよく売られていますが、自分の名前はなかなかないですよね。
入手が難しい面があります。
ですが、実印を作る場合、既製品を使うことはほとんどありません。
実印はフルネームで作ったほうが防犯性が高いといわれます。
しかし、フォントデザインがお店のオリジナルだったり書体選びを間違わなければ、名前だけの実印の防犯性は心配無用です。
逆にフルネームでもそこを注意しないとセキュリティ上のリスクが高くなります。
男性の実印作りのポイント・注意点
実印作りで大切なサイズ選び・素材選び、書体選びのポイントをまとめています。
よく男性のフルネームの実印は一家を背負うという考えがあり、ゲン担ぎをします。
男性が名前のみの印鑑を作る場合もゲン担ぎがあり、男性は縦書きで彫刻するのが好ましいです。
女性の場合は横彫りが良いとされていますが、縦書きは、成長・発展・繁栄を意味し、男性向けとされています。
男性に推奨されるフルネームも名前のみで実印を作る場合も、どちらも縁起が良いのです。
この辺はあなたが気にするかしないかです。
サイズは15mm以上が標準
男性の実印で標準的なサイズは15mmです。
大きすぎず小さすぎないので、実印として十分なサイズです。
最近だと、見栄えを意識して、16.5mmや18mmのやや大きめのサイズで作ることも多いようです。
主張しすぎないサイズなら15mm、見栄えを重視するなら16.5mm以上がいいでしょう。
人気素材をチェック
実印に人気の素材を選ぶもいいです。
- 黒水牛
- チタン
- 宝石・パワーストーン
男女ともに実印の定番といえば黒水牛!
印材の中でも黒光りした美しさがあり、耐久性に優れています。
天然素材の黒水牛は威厳があり誠実なイメージを与えてくれます。
黒水牛は、その名前の通り、黒水牛の角を加工して作る印鑑素材。
一部の印鑑通販ショップでは、着色加工していない純天然黒水牛を販売しています。
自然素材なので、1つとして同じ模様の印鑑はありません。
耐久性や捺印性が優れていながら、手頃な価格も魅力の印鑑素材です。
チタンは近年印鑑に使われるようになった素材です。
丈夫で錆びにくく、耐久性に優れていることから人気急上昇中!
印面が欠けにくく、自然素材とは違い湿気などにも強いので保管や手入れも簡単。
重厚感のあるスタイリッシュな見た目と、多くの高い機能性を兼ね備えた素材です。
パワーストーン(宝石)は意味がたくさんありますが、男性に適しているのはタイガーアイです。
人生の成功や発展を意味するタイガーアイは、仕事運・金運・勝負運を上昇させると言われています。
開運効果だけでなく、トラ模様というデザインから男性や経営者の方に特に人気の素材です。
定番の篆書体や吉相体を選ぶ
実印の定番書体は、安全面から複雑な書体が主流です。
具体的には、篆書体(八方篆書・太枠篆書)と印相体(吉相体)が向いています。
篆書体は象形文字を元にした中国古来の古い書体のため、複雑で真似されにくいものの、名前を判別できるというバランスのいい書体です。
迫力と風格があり、男性から人気が高いです。
印相体(吉相体)は篆書体をベースに作られた書体で、漢字からもわかるように、非常に縁起が良い書体だと言われています。
書体の好みは分かれますが、篆書体や吉相体は、デザイン性が高くてかなり個性的なので、他人と被らないオリジナリティの書体となります。
実印作りはお店選びに要注意!
名前のみの実印はフルネームと比べると偽造や複製されるリスクが指摘されますが、これはある程度回避できます。
防犯性を高くするために、複雑でデザイン性の高い篆書体や吉相体を選びましょう。
そして、オリジナルの印影ならいいですが、すべてを機械で彫るよりも、なるべく手仕上げ(粗彫りを機械で行い仕上げが手作業)か完全手彫りがいいです。
さらにお店選びも注意しなければいけません。
篆書体や吉相体を扱っていても、パソコンフォントをそのまま使って作成するお店があるので要注意!
オリジナルデザインではなく、パソコンフォントで作ると印影が似てしまい、せっかく複雑な書体を選んでも無意味になってしまいます。
フルネームも名前のみも実印を作る際は、手仕上げにしたり、書体(パソコンフォントを避ける)に注意すれば安全性の高い印鑑が作れます。
オススメのショップ
はんこプレミアム
- 最短で即日発送
素材や彫り方によりますが、木材・角・水牛素材なら通常は翌日出荷 - 印鑑は全て10年保証付き!
故障や修理は無料です♪ - キャンペーンの充実
例:黒水牛の実印一日20本限定で45%OFF! - 姓名判断に強い印鑑作成が可能
- 通常の手仕上げは無料!
「はんこプレミアム」は安全性が高い印鑑がとにかく安く作れるのが特徴です。
印影確認ができ(無料)、手作業で印影をデザインしています。
そのため、ハンコプレミアムには通常仕上げと手彫り仕上げがありますが、どちらにしても同じ印影になることはありません。
どちらも手仕上げで、そのの範囲がかわるだけです。
※通常仕上げは機械で文字を彫り手作業で仕上げる、手彫り仕上げは文字を粗彫りして後は全て手作業
手彫り仕上げ(手仕上げ)にする場合は+1980円で可能なので、他のショップと比べてもかなり安いです。
印影の修正にお金が発生したり、手彫り仕上げで数千円とかは普通にあるので、そう考えてもはんこプレミアムの印鑑はかなりお得です。
また、今の名前のまま画数を吉にして印鑑を作ることができ、名前の画数が悪いという方にもオススメです。
運気と姓名判断にこだわれる、かなり珍しい印鑑専門店です。
男性向け名前のみで作る実印のまとめ
実印は男性でも名前のみで作成することができます。
書体や彫り方(手彫りなど)にこだわれば、名前のみの彫刻でも防犯性の高い実印となります。
たった一つの印鑑なので、あなたの好きなように実印を作りましょう!