姓名判断はいろんな流派があり、どれが正しいのか迷うところです。
いろんなやり方がありますが、わかりやすい違いは新字体か旧字体かです。
旧字体で鑑定する流派と、新字体で鑑定する流派で鑑定結果が変わります。
旧字体で鑑定すると吉、新字体で鑑定すると凶という結果になったり、逆の場合もありますよね。
結果が真逆だとどっちで鑑定すればいいのか、どっちが正しいのかわからなくなります。
ここでは姓名判断の旧字体と新字体の流派や、どっちが正しいのかということの結論を述べています。
また仮に新字体の方が結果が良かった方は、簡単に改名することもできるのでそのあたりもご紹介しています。
姓名判断は新字体と旧字体どっちが正しい?
現段階でどの流派が正しいというのはありません。
新字体も旧字体もどちらの流派も正しいとなります。
姓名判断はたくさんの流派があります。
今の姓名判断の基本となっているのは熊崎式の流派です。
熊崎式の流派は旧字体で鑑定しますが、姓名判断を学んだ鑑定士が全員この流派で鑑定しているわけではありません。
やはり鑑定士によって考え方が違うからです。
姓名判断の歴史を見ても、熊崎氏の登場で姓名判断が流行ったことで今も引き継がれており、熊崎式だけが正しいから現代も使われているとうことではありません。
https://kosekikaimei.net/seimeihandan-rekishi/
他の占いだって、有名な占い師のやり方だけが正しいわけじゃないですよね。
何事も基礎というのは変わらないですが、そこから研究を重ねて応用されたり派生してオリジナルになっていきます。
「新字体と旧字体のどっちが正しいのか」
「どっちがよく当たるのか」
といった疑問を持つ気持ちはよくわかりますが、どちらも正しいということになります。
鑑定士だけでなく、あなたも
「新字体はよく当たるけど旧字体で鑑定すると当たってない」
もしくは
「旧字体の方が当たっている」
と感じているはずです。
下記でもお伝えしていますが、重要なのは旧字体か新字体かではなく、自分に合っている流派を見つけることです。
姓名判断のプロが新字体や旧字体を使う理由
流派によって新字体と旧字体のどちらを使うのか分かれます。
なぜ旧字体を使うのか、なぜ新字体を使うのか、姓名判断の鑑定士の意見や理由をまとめました。
新字体の流派の考え方
- 普段から使っている漢字を鑑定する方が当たっている
- 現実で使っていない画数を数えるのは違和感がある
新字体は旧字体を使いやすく簡略化したものです。
1946年から現在まで使われている当用漢字や常用漢字の字体を意味し、旧字体はそれ以前に使われていた字体です。
昔なら旧字体が当たり前でしたが、今は新字体を使う人の方が圧倒的なので旧字体で鑑定するのはごく自然です。
旧字体で数えることが「統計的に当てはならないことが多い」とか、漢字の成り立ちや意味が悪いものもありますがそれを連想する人はほぼいなかったり、旧字体で鑑定する根拠が曖昧など、いろんな理由があります。
新字体の流派は、時代に合わせて鑑定していると言えます。
また、新字体も旧字体も四柱推命や数秘術などを習得していて、それと組み合わせると当たっているといった理由もあります。
旧字体の流派の考え方
- 漢字本来の意味や成り立ちが重要
- 他の占いと組み合わせている
旧字体は昔から使っていた古い漢字です。
一般的に昔の中国の漢字字典である康熙字典(こうきじてん)が元となった古い形の漢字のことです。
漢字の本来の姿や成り立ちが重要という理由から旧字体で鑑定します。
(旧字体でも鑑定士によって、康煕字典を使わない流派もあります)
姓名判断は漢字の成り立ちからも吉凶や運気の暗示があるといわれるため、旧字体での鑑定は安定した人気があるように思います。
下記で紹介している漢字ごとの吉凶をみても、成り立ちが重要なのはよくわかります。
姓名判断は統計学ともいわれるため、その時代の名前で統計を取って確立させた理論です。
時代に合わせてデータを集めるとなると、新字体で鑑定する方が統計的にも正しいデータが取れそうに思えますが、そこは鑑定士の統計の取り方や実績や考え方によるでしょう。
やはり現時点では新字体と旧字体はどちらも間違いではなく、正しいという風に見えます。
部首の画数を決める流派もある
漢字の成り立ちに通じることですが、漢字の起源を元に部首の画数の数え方が決まっている場合もあります。
- さんずい=水=4画
- てへん=手=4画
- りっしんべん=心=4画
- にくづき=肉=6画
- つき=月=4画
- くさかんむり=艸=6画
- しんにょう=走=7画
月(服)と肉(腹)のように、同じ部首でも数え方が全く異なる漢字もあります。
特に旧字体ではこのような数え方をする流派があります。
姓名判断や占いの流派の種類
新字体と旧字体で流派をまとめました。
姓名判断の流派選びの参考にしてくださいね。
- 熊崎式の流派
旧字体・5格・五行・三才・霊数 - 桑野式姓名判断で
5格4運(社会運・家庭運・内運A晩年期・内運B青年期)・新字体 - 吉本式姓名判断
5格・同格同数・カバラ(生年月日と名前で算出する数字)・姓は旧字体・名は新字体・霊数
姓名判断は旧字体と新字体だけでなく、三才・五行・陰陽などを加味するのかでも結果が変わります。
どの流派も共通するのは五格(天格・人格・地格・総格・外格)で運勢をみることです。
その基本はどの流派も同じですが、そこから三才(天格・人格・知格)の配置・生年月日・一文字の姓と名には霊数を足すといった違いがあります。
下記では旧字体と新字体の両方の鑑定士をまとめています。
許可不要!戸籍の旧字体を新字体に改名できる
もし姓名判断で新字体の流派を信じているなら、戸籍に登録されている旧字体の苗字や名前を改名することができます。
戸籍の電子化によって、役所の権限で戸籍に登録されている苗字や名前の漢字(文字)を正字の新字体に変更されることがあります。
そうではなく、今も旧字体のまま戸籍に登録されている場合、新字体への変更は簡単です。
漢字には誤字・俗字・正字があります。
その正字の中に新字体と旧字体が含まれるのですが、旧字体が気になる方は役所で手続きすれば正字(旧字体から新字体)への変更ができます。
- 澤村→沢村
- 山﨑→山崎
- 渡邊・渡邉→渡辺
普段使っている名前が旧字体で姓名判断が悪くて困っているという方は、役所で手続きをすれば簡単に改名することができます。
反対に普段使っている名前が新字体の場合、旧字体に改名することはできますが、家庭裁判所の許可が必要です。
姓名判断は新字体と旧字体のどっちがただしいのか?のまとめ
姓名判断で新字体の流派と旧字体の流派はどちらも正しいです。
見方を変えればどちらも間違っているともいえるかもしれませんね。
姓名判断で大切なのは「新字体か旧字体か」「どの流派なのか」ではありません。
最終的にあなたがどの流派で鑑定してもらうのかを判断し、自分で選んだ流派が正しいのです。