姓名判断は多くの流派があり、鑑定士によって占い方が違うため結果も大きく異なります。
これでは名付けに迷ってしまいますよね。
凶運を自ら招くような名前を付けると、その後の人生にも不可抗力でトラブルが付き纏うことになるため避けるべきといえます。
姓名判断では、凶作用の暗示がある漢字や凶数の画数を避けることが大前提ですが、何を基準にしたり優先してどのように名付ければいいのか悩みどころですよね。
姓名判断は苗字と名前のバランスが画(格)の質(結果)を左右します。
さまざまな考え方がありますが、姓名判断の基本的な部分は共通しています。
姓名判断は5つの画(五格)に分けられ、その中で影響が大きいとされる優先するべき画数があります。
この基本を押さえておくだけで、姓名判断で凶作用を回避し、良い画数や運勢となる名づけができるでしょう。
ここでは、基本・基礎となる部分や、名付けで重要な名前の画数の意味を徹底解説しています。
基本を知っているだけで、流派に左右されることがなくなり、良い名付けができるようになりますよ!
姓名判断で優先する画(格)とは?
姓名判断にある5つの格の意味は後述していますが、この5つは全て同じ影響があるわけではなく、パーセンテージが異なります。
影響の度合いの目安は、総格>人格>地格>外格>天格となっています。
左から3つまでの格が最も影響が強く、一応優先順位をつけていますが、3つとも同等の優先順位です。
影響の度合いは3つでおおよそ80%~90%を占めます。
これが姓名判断の基本となる部分です。
姓名判断の画(格)の意味
姓名判断で重要な格を知るうえで、まずはそれぞれの格を知りましょう!
既にご存じの方も多いかと思いますが、姓名判断とは、名前の画数がそれぞれもつ「五格」をもとに鑑定される手法です。
五格には、天格、地格、人格、外格、総格があり、それぞれ影響する運勢の種類が異なります。
いずれも最高の運気と呼ばれる「大吉」まで運勢を引き上げられるように、画数を吉数にして名前を考えるのが一般的ですね。
天格
天格とは姓(苗字)の合計画数のこと。
祖格とも言われ、先祖から受け継いだ先天運・先祖運を表します。
霊数を加えたりはせず、晩年に近づけば近づくほど影響力がある画数です。
姓は先祖代打受け継がれ、あらかじめ決まっている画数なので、これだけで個人的な吉凶を占うことはありません。
人格
苗字の最後の1文字と名前の最初の1文字を足した画数。
姓名判断の名づけで優先順位が高い画(各)です。
主格・主力運と言われ、姓名の中心である主運を表します。
その人の意思決定力、本質的な性格など、あらゆる運勢のバックボーンを表します。
外格
総格から人格を引いた画数。
(苗字と名前を繋ぐ部分以外の漢字を使う)
副運とも言われ、対人関係・周囲の環境(家庭や職場)などを左右し、流派によって霊数を加えたり加えなかったりします。
地格
地格とは名前の合計画数で、こちらも姓名判断で優先順位が高いです。
人生の前半部分(出生~35歳)の基礎運がわかります。
幼少期の成長過程(人格形成)に強く影響し、親子関係や家庭環境などが判断できます。
他にも、人格が人の内面を表すのに対し、地格は「他人に対する自分の印象」を表します。
吉数であれば、対人運が良く、他人から好意的に見られ印象も良くなります。
総格
姓と名を全て足した総画数。
おそらく誰もが知る優先するべき画数としてい知られています。
総画は総運として全体的な運勢に影響します。
努力することで花開く芸、能力、金銭との関わり・転機・健康・家庭運など。
総画が吉数だと人生を重ねるにつれて運勢が良くなります。
姓名判断の画(格)の優先順位
姓名判断はどの格(画数)も重要ですが、中でも最重要とされる格の優先順位は、総格・人格・地格です。
姓名判断では総格が最も重要ですが、鑑定士によって人格が最重要といわれることもあります。
姓名判断にこだわるなら、総格は絶対ですが、人格も吉であることが必須と言えますね。
優先順位は姓名判断の流派によるので、総格が1番だったりもしますが、「総格・人格・地格」の3つの格(画)が重要というのは変わりません。
1.人生の総合運を表す総格
総画は、性格・才能・健康など、すべてを総合した全体運として、生涯を通じて影響するため最も重要な格です。
晩年に向かって影響する運気ですが、人生全体に影響するため、他の格に凶数があっても、総格が吉であればそれなりにバランスが取れるとの考えもあります。
たとえば、天格や人格が悪くても総画が良ければOKといった具合。
姓名判断でよくある総画だけを気にして吉数にした名付け方は絶対に良くないのですが、カバーできる部分も大きいかもしれませんね。
2.主運を表す人格
姓名判断で総格の次に重要なのは人格(主運)の画数です。
鑑定士によって人格が一番重要と言われることもあるので、総格と優先順位は同じです。
人格は姓と名の双方の画数を用いることから、 姓名の中心・五格の中心を成し、一生の運勢を左右するからです。
おもに人生の中年期(おおよそ20歳~50歳まで)の運勢があらわれます。
姓名判断は5格のバランスが大切ですが、主運は運勢の中心的役割を担うため、人格は重要な画数とされています。
3.成長過程に強く影響する地格
人格と総格以外に地格も重視されます。
出生から35歳くらいまでの運勢ですが、地格は幼少期をあらわし生涯に影響する画数です。
人格も総格も苗字を含んで画数を計算しますが、地格は名前を足した画数です。
総格や人格は苗字が変わると画数に影響しますが、地格は改名しない限り一生変わりません。
優先順位としては3番目ですが、地格を吉にしておくことは必須です。
姓名判断で凶は避けて優先したい運勢を選ぼう
姓名判断で優先すべきことはすべての画数で凶数を避けることです。
※天格を除く
そして姓名判断はバランスが大切ですが、単純に全ての画数を吉にすればいいというわけではありません。
いくらバランスよく吉数の名前にしても、鑑定士(流派)の間で結果が大きく変わります。
運勢を引き上げる名前の付け方とは、それぞれの格ごとの運勢を確認し、人格、総格など一生涯を送る上で関係性の深い部分を凶数にしないのがポイントです。
大吉や吉数にするのではなく、凶数を避けるというのが大前提です。
そして、あなたが何を重視するのか。
- 一生の運勢を左右する主運を最大限考慮するなら人格を大吉数にする
- 全てをカバーする総合運を考慮するなら総画を最大吉数にするなど
優先したい部分が何なのかを考えましょう。
姓名判断のプロに相談するなら下記を参考にしてくださいね。
姓名判断いよる画(格)の優先順位のまとめ
姓名判断で重要な画(格)の優先順位は、鑑定士によって若干異なりますが、総画・人格・地格の3つが基本です。
姓名判断で名前をつけるなら、この3つは必ず押さえておきましょう。