改名記録を戸籍から削除する

改名した記録は戸籍に残る!履歴を消除する2つの方法

改名記録と履歴

戸籍に改名の記録は残ってしまうものだと諦めていませんか?

 

確かに、改名すると戸籍にはその記録(改名した日付と改名前の名前が記載される)が残ります。

 

個人的に厄介だな〜・・と思うのが、親の戸籍に改名記録が残ってしまうことです。

 

誰しも最初は親の戸籍に入ってますよね。

 

結婚すると親の戸籍から抜けて夫婦の新たな戸籍が作られますが、特別な手続きをしない限り基本的に未婚者は親の戸籍に入ったままです。

 

なので、改名した記録が親の戸籍(謄本)に記載されます。

 

親の戸籍に改名記録が記載されていると、親の戸籍から改名したことが誰かにバレる可能性があります。

 

家族に黙ったまま改名をしても、隠し通すのは難しいでしょう。

 

一度、親の戸籍にあなたの改名記録が記載されてしまうと、将来、親の戸籍から抜けたとしてもその記録は一生残ったままになります。

 

ちなみに、僕は改名後の戸籍のことなんてすっかり忘れていたので、親の戸籍にがっつり改名記録が残っています。(^_^;)

 

今は個人情報に厳しい時代なので、戸籍謄本を見せる機会は殆どなく、親の戸籍から第三者にバレる可能性は低いでしょう。

 

バレるとかの問題より、改名記録を残さずに済むなら誰だってそうしたいですよね。

 

残念ながら、戸籍から改名記録を完璧に削除したり、記載されないで済む方法はありません。

 

ですが、改名したことを相手に悟られないようにわかりづらくすることはできます。

 

具体的には親の戸籍に改名記録が記載されないようにすることや、自分の戸籍から改名前の名前を削除することで、カムフラージュすることが可能です。

 

後者は既に婚姻などで親の戸籍から抜けている人や未成年者も当てはまります。

 

また、個人情報の取り扱いが厳しくなりましたが、国家試験・パスポート発行・就職など、戸籍が見られる場面がいくつかあります。

 

就職などで会社に改名したことがバレるのは嫌だな、という時にも役立ちます。
(今は戸籍を要求する会社はほとんどありませんが)

 

前置きが長くなってしまいましたが、親の戸籍に改名記録を残さない&戸籍から改名記録を一部削除(改名前の名前)する方法について紹介します。

親の戸籍に改名した記録を残さない方法

現時点で親の戸籍に入ったままの人は、家庭裁判所から改名許可をもらって市町村役場で正式に改名の手続きをすると、

 

  • 【名の変更日】平成●●年●月●日
  • 【従前の記録】

    【名】●●


  • ※親の戸籍に記述される改名記録

 

このように、名前を変更したことや、従前の記録として改名前の名前が、親の戸籍に記載されてしまいます。二重線で訂正されることもあるようですね。

 

この【名の変更日】と【従前の記録】の記載を避ける方法として分籍があります。

 

分籍しておくと親の戸籍から抜けて自分の戸籍を持つことになるので、親の戸籍には改名した記録は一切記載されません。

 

親の戸籍には分籍した記録(除籍)だけが記載されます。

 

  • 【分籍日】平成●●年●月●日
  • 【新本籍】●●県●●市●●●
  • ※分籍後の親の戸籍に記述される内容

 

僕は改名後に分籍をしたので親の戸籍に改名記録が記載されていますが、分籍をしておくことで、【名の変更】にある全ての改名記録が親の戸籍に記載されません。

 

既に婚姻などで親の戸籍から抜けている人は親の戸籍には記載されないので分籍は関係ありません。

 

自分の戸籍から前の名前を削除する方法

改名すると自分の戸籍には【名の変更日】と【従前の記録(前の名前)】が記載されます。

 

でも、【従前の記録】だけなら転籍することで戸籍から削除することができます。

 

結婚などで既に親の戸籍から抜けている人も、転籍することで新たに戸籍が作られます。

 

その結果、新たな戸籍には【名の変更日】だけが記載され、【従前の記録】の記載は消えます。
(転籍後の戸籍に改名の詳細情報が記載されないだけで、前の戸籍には残っています)

 

  • 【名の変更日】平成●●年●月●日
  • ※分籍後の新たな戸籍に記述される改名記録

 

僕のように親の戸籍に改名記録が残っている人は、分籍をするだけで従前の記録が消えます。
※分籍すると転籍するため

 

住民票の記載内容について

住民票

住民票の場合は現時点での登録内容だけが記載されるので、元の名前は書かれません。

 

ただ、改名後の戸籍や住民票の表記方法は地域によって異なるので、どのように記載されるのか確認した方がいいでしょう。

 

分籍と転籍のタイミングと注意点

分籍と転籍のタイミング

分籍のタイミングですが、親の戸籍に改名記録を残さないために必ず改名する前に行ってください。

 

役所で改名手続きをした後で分籍しても、親の戸籍に残ってしまいます。

 

あと、分籍をして一度自分が筆頭者になったら親の戸籍に戻ることはできないので注意してくださいね。

 

転籍をする場合は改名手続きをした後に行います。

 

転籍すると2週間くらい戸籍抄本が入手できないので急ぎで必要なときは避けましょう。

 

分籍や転籍の条件

分籍や転籍の手続きは現住所の役所に届けを出すだけです。
分籍や転籍理由を書いたり、職員に問われることもないですが条件があります。

 

※ 提出先が本籍地の役所ではない場合は本籍地で発行した戸籍謄本が必要

 

分籍の条件

年齢制限

20歳以上の成人している人。未成年で分籍はできません。

 

筆頭者でないこと

戸籍の筆頭者や配偶者は戸籍から抜けて分籍することはできません。婚姻中の場合は夫婦で同じ戸籍に入っているため分籍ができず、夫婦のどちらかが戸籍から抜ける場合は離婚することになります。戸籍は親(夫婦)とその子供から構成されるので、分籍は子供が親の戸籍から抜けるために用いられます。

 

転籍の条件

筆頭者か配偶者であること

転籍届を出せるのは戸籍の筆頭者か筆頭者の配偶者だけです。戸籍にいる未婚の子は転籍届を出せませんが分籍をすることで転籍できます。筆頭者や配偶者が転籍届けを出すと、同じ戸籍に入っている人全員が転籍することになります。

 

転籍や分籍のメリットとデメリット

分籍も転籍も法的なメリットやデメリットは特にありません。

 

相続などの法的な権利が消えるわけでもなく、年金、就職、国家資格、健康保険、納税など、あらゆるものに何の影響も受けません。

 

中には分籍をすると家族と縁が切れたり、社会生活で不利になることを心配される方もいますけど、全く影響はありませんのでご安心を。(^-^

 

分籍は分籍した本人が筆頭者になって自分の戸籍を持ち本籍地が変わる、転籍は本籍地が変わるだけです。

 

それ以外はなにもありません。

 

でも、あえて分籍や転籍のメリットやデメリットを挙げてみます。

 

分籍のメリットとデメリット

メリットは自分の戸籍を持つことができます。(自分が筆頭者になる)

 

デメリットは離婚した?と思われる可能性があります。
筆頭者になる人は婚姻中の人や離婚歴がある人が圧倒的に多いので、知識がある人にはもしかしたら戸籍を見て離婚歴があると思われるかもしれません。

 

分籍はほとんどの人があまり意味のない手続きなので、大きなメリットも大きなデメリットも特にありません。

 

転籍のメリットとデメリット

メリットは転籍は何度でも可能で(その度に除籍されます)、好きな場所に本籍を指定できます。言ってしまえばディズニーランドでも指定できるんです。(笑)本籍が遠い場合は現住所に近い場所に転籍することで、自宅から近い市町村役場で戸籍謄本の取り寄せができるようになります。

 

デメリットは戸籍を遡って何かを調べたり、転籍した人が死亡した時などに、転籍した分だけ謄本の請求先が増えるので取り寄せが手間になります。

 

転籍する理由は主に2つ。

 

  • 本籍を住所と同じ場所にしたい

    本籍を住所と同じにすれば戸籍の取り寄せが楽になる

  • 戸籍から消したい事項がある

    転籍することで新戸籍に記載されない事項(移記されない)がある

 

改名なら従前の記録(改名前の名前)が移されない、他にも離婚をした人なら、転籍をすることで新戸籍に離婚記録が移記されません。

 

なので、俗に「転籍すると戸籍がきれいになる」と言われたりします。

 

転籍も分籍同様、そこまで気になるデメリットはありません。

 

転籍したからといって改名記録が抹消されるわけではない

念には念を!ということで重複しますが、分籍や転籍をしたからといって、戸籍から改名した全ての記録を完全に消したり記載されないで済む方法ではありません。

 

分籍は親の戸籍にあなたの改名記録を記載しないだけで、あなたの戸籍に全て記載されます。

 

転籍は、改名記録の記載を「名の変更日」だけにして最小限にできますが、これはあくまでも転籍後の新戸籍に限ります。

 

新戸籍に一部しか移記されないだけで転籍前の戸籍には、全ての改名記録がしっかり記載されています。

 

分籍も転籍も戸籍から完全に削除する方法ではなく、薄めるにすぎないので注意してくださいね!

 

さいごに

戸籍法によって改名した事実は永遠に残るので、戸籍から改名記録を完全に消したり、なかったことにすることはできません。

 

ただ、親の戸籍に改名記録を残さないことや、自分の戸籍から昔の名前を記載しないようにして、戸籍をパッと見ても改名したことがわかりにくくすることは可能です。

 

それぞれの手続きをまとめると、

 

  • 現時点で親の戸籍に入っている人(未成年・未婚者)

    @親の戸籍に改名記録を残さない+【従前の記録(改名前の名前)】を消す → 役所で改名手続きをする前に分籍
    ※ 分籍ができない未成年の場合は親の戸籍に改名記録が残ります

  • 現時点で親の戸籍から抜けている人

    @【従前の記録(改名前の名前)】を消す → 役所で改名手続きをした後に転籍

  • 現時点で親の戸籍に改名記録が残っている人

    @【従前の記録(改名前の名前)】を消す → 役所で分籍

 

となります。
※ 手続きについて、誤解や誤りがあるかもしれないので、詳細は管轄の役所へ直接お問い合わせください

 

分籍や転籍は絶対に必要な手続きではないですが、戸籍に書かれる改名記録の記載内容が少しでも気になる人は、改名前や改名後にやっておいた方がいいと思います。

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