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改名を弁護士に任せたい、何度も却下されていて自力は難しそう、子供の改名で悩んでいる、など、弁護士に依頼したい人がいると思います。



しかし、どうやって探せば良いのか、とくに改名の場合は、改名に強い弁護士探しの前に相談すら引き受けてくれる弁護士がなかなか見つからない状態です。



ここでは、弁護士(事務所)探しのコツや選びで後悔しないためのチェックポイント、相談時にやってはいけない注意点などを紹介します。



弁護士だけでなく、行政書士や司法書士にも当てはまると思うので、弁護士以外を検討している人も参考にしてくださいね。



弁護士ってどうやって見つけるの?5つの探し方



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ネット検索



最も手軽でハードルが低いのがネット検索!



今は、SNSやホームページを持っている弁護士が増えています。



弁護士に広告自由化が認められ、ネット広告だけでなく、電車内の広告やチラシなど、あらゆるメディアから情報を得ることができます。



時間や場所を問わず、いつでも弁護士を探すことができます。



■ デメリット



SNSやホームページだけでは情報の見極めや判断が難しいです。



弁護士会や市区町村役場



弁護士会や市区町村役所から紹介を受ける方法です。



紹介側(機関)を通すので、もし、紹介された弁護士に不満があれば、弁護士本人ではなく、紹介機関に伝えるだけで済みます。



言いづらい内容も心置きなく言える環境は心強いですね。



市区町村役所では、個別に弁護士を紹介するのではなく相談窓口の紹介が基本です。



■ デメリット



弁護士会や市区町村役所に出向かなくてはいけません。受付時間が決まっているので、状況によっては(仕事をしながらや遠方など)探しづらくなります。



市区町村役所では無料法律相談がありますが、限定的に実施されていたり、募集枠が少ない場合は抽選なので、予約が取りにくいです。



知人や弁護士の紹介



親しい知人を介してだと、初めて会う弁護士でも一定の安心感が持てて、話がしやすいでしょう。



また、広い人脈を駆使して、得意とする分野の弁護士を紹介してくれる良心的な弁護士もいます。
(あなたが相談した弁護士が依頼を拒否した場合など弁護士が別の弁護士を紹介してくれることがある)



■ デメリット



運悪く紹介された弁護士との相性が悪かった場合は、紹介者との関係性にもよりますが変更しづらくなります。



周りに気を使いすぎる人はあまりオススメできません。



法テラス



法テラスとは「日本司法支援センター」のことで公的な法律の相談機関です。



経済的に余裕がなくても無料で相談でき、用件を満たせば、法テラスから弁護士費用を立て替てもらうこともできます。
(法テラスと契約している弁護士に限る)



法テラスを利用するためには、法テラス事務所か法テラスと契約している弁護士に相談する必要があります。



あなたが気になる弁護士事務所があれば「法テラスは使えますか?」と聞いてみましょう。



■ デメリット



依頼できる弁護士が法テラスのスタッフ弁護士か、紹介する登録弁護士に限られます。



ですが、法テラスの登録弁護士(法律扶助制度の契約)であれば、法テラス利用で自由に法律事務所の弁護士を選ぶことができます。



いざ、というときはローラー作戦



あまり多くないかもしれませんが、どうしても見つからない!という人はローラー作戦があります。



タウンページや自分の足で弁護士事務所を探して、しらみつぶしに当たるアナログなやり方です。



弁護士を探すのは簡単ですが、改名相談の場合は、依頼だけでなく相談すらも拒否されることがあるので、受任してくれる弁護士を探すのがかなり難しいです。



また、紹介者がいないと依頼を引き受けない弁護士もいます。



「どこかわかない!見つからない!」と悩むなら、最初からローラー作戦で片っ端から問い合わせをした方が早く見つかるかもしれません。



改名相談や依頼を受け付けているか、手当たり次第、弁護士に聞いてみましょう。



その中で自分的に良かったなと感じる弁護士事務所があると思うので、実際に相談を利用してみましょう。



■ デメリット



1件1件を調べるので、非常に面倒です。



断られることが前提なので、対応が冷たく相手にされなかったり、何件も断られること心が折れそうになりますが、根気強く探しましょう。



受付時間があるので、時間に余裕がないと難しいです。



こんな弁護士(行政書士・司法書士)は要注意!「10個」のチェックポイント



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依頼したい分野を取り扱っているか



弁護士には専門認定制度がなく、眼科や整形科などといった医師のような明確な規定がありません。



依頼件数が多く実績がある、得意部分としているという意味で専門分野とアピールすることはあります。



そういった依頼したい分野の取り扱いが豊富な弁護士を選ぶのが基本です。



経験が多いと弁護士も慣れているので、手続きなどがスムーズです。



ただ、改名の場合はそれを専門(得意)としている弁護士がほぼいないので、改名に対応してくれる弁護士を探すのが基本です。



返事が早い



混み具合(時期)にもよりますが、遅いよりは早い方がいいです。



実際に依頼したときに対応が遅い可能性があり、そうなると困るのはあなた自身。



対応の早さは重要です。



ホームページで判断しない



今はネット検索すれば手軽に探せる時代ですが、お金をかければ誰でも自分のサイトを検索上位に表示することができます。



検索順位のトップに出る弁護士サイトが必ず信頼できるとは限りません。



また、ホームページを持っていない弁護士もいるので、ネット検索だけでなく、タウンページや自分の足で探してみましょう。



学歴や経験年数は関係ない



サイトなどで経験年数を明示していないことがあります。



だれでも、新人よりは経験豊富な弁護士に依頼した方が安心な気がしますよね。



経験年数が長ければ経験値も高くなる、とゆう意味では一つの目安にはなりますが、学歴は飾り程度のものです。



華々しい経歴があったり、エリートコースを歩んできたからといって優秀な弁護士とは限りません。



また、経験年数があまりなくても、「新人なので経験は乏しいですが精一杯努めます!」と正直に言ってくれる新人弁護士は信頼に足ると思います。



経験値が少なくてもセンスのある弁護士がいるでしょうし、少なくとも、経歴を隠そうとするより正直に教えてくれる弁護士の方が誠実です。



弁護士の経験年数を調べる方法



目安になると思うので、一応、弁護士の経験年数の調べ方を紹介しておきますね!



日弁連の弁護士情報検索ページから、調べたい弁護士の名前を入力すると弁護士登録番号がわかります。



登録年月日順に機械的に割り当てられているので、この番号が小さければ経験年数が長い、大きければ経験年数が短いということです。



ただし、ごく一部ですが、弁護士登録番号と弁護士としての経験年数が上記のとおりに反映されない弁護士もいます。



これは、裁判官への転職など何らかの事情により、過去に弁護士登録(弁護士会の退会)を抹消して、再度、弁護士登録をしたケースがあるためです。



(裁判官は弁護士登録をしたままでは就けない)



その場合は改めて新しい登録番号が割り当てられるので、登録番号だけで見ると新人と同じになっています。



今は過去に弁護士登録を辞めても以前の登録番号を復活できる措置が設けられているようですが、そのような措置を取っていないと登録番号は新しくなります。



第一印象が悪い(相性)



あなたの直感や本能は大切!



「なんか合わないな〜」「嫌な感じがする」



何でも良いのであなたが違和感を感じたら止めておいた方がいいかもしれません。



こういう勘って意外と当たりますからね。



ほかにも「不潔だな〜」「スーツがシワだらけだな〜」などなど。



一見、弁護士選びに関係ないように思いますが、たとえ弁護士が良い人だとしてもこんな弁護士嫌じゃないですか?



第一印象は「好み」ですが、弁護士と依頼者の関係は解決するまでずっと続くので、苦痛や嫌悪を感じながら付き合うのは僕には無理ですね。(^o^;)



説明がわかりやすい



法律用語をバンバン使って説明されても、法律関係の知識があるなら別ですが、素人には全く理解できません。



普通の会話でも初見で、何を話しているのかよくわからない、内容を理解できない、などと感じたらあなたと合っていません。



いくらアドバイスをもらっても、あなたが理解できなければ無意味になってしまいます。



また、説明のわかりやすやだけでなく、会話の波長(考え方や感覚)も大切です。



波長が合わないとしっかりコミュニケーションがとれず、弁護士との良好な人間関係を築けません。



具体案を掲示してくれる



あなたの悩みに耳を傾けて、親身になって話を聞いてくれる弁護士は良い弁護士ですが、そこに満足しないように注意して下さい。



話を聞くだけで具体策を出さない弁護士もいます。



それは、相談内容が理解できていないとか、相談内容に関する経験不足や知識不足で今すぐには解決法を提示できないなどが考えられます。



話を聞いた上で弁護士は何をしてくれるのか、こちら(依頼人)は何をすればよいのか、解決法を具体的に掲示してくれる弁護士を選びましょう。



こちら(依頼人)の話を聞かずに、弁護士が一方的に意見を述べられるのは論外なので、弁護士に質問したときの反応も面倒くさがらないか、ちゃんと細かく説明してくれるか、対応を観察しましょう。



担当弁護士の確認



弁護士に依頼しても、ほとんど事務員が対応する場合があります。



弁護士事務所の方針や規模によりますが、担当弁護士がどこまで携わってくれるのか、最初から最後まで携わってくれるか確認しておきましょう。



明朗会計



何にいくらかかるのか、費用明細が不透明なのは怖いですよね。

 

中には、領収書を渡さなかったり、契約書(委任契約書)を作成しない弁護士もいるようなのでご注意を!

 

「良くない何らかの事情」で、当たり前のことをやらない弁護士もいるので、依頼するのは絶対に止めましょう。

 

早急に依頼を勧誘する



初回の相談時に今すぐにでも依頼を勧める弁護士は注意した方がいいでしょう。

 

倒産や借金など弁護士が緊急性があると判断したなら早く依頼を勧めることもあるでしょうが、改名の場合は刑事事件などのように一刻を争うものではありません。

 

考える時間を一切与えない、すぐに決断を迫るような弁護士は要注意です。

 

弁護士選びで肝心なこと・やってはいけないこと



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弁護士の必要性を考える



「弁護士選び」以前に「本当に依頼する必要があるのか」ということもよく考える必要があります。

 

そもそも、改名に特化した弁護士(行政書士・司法書士)を探すこと自体が難しいのが現状です。

 

となると、たとえ改名を専門としていなくても「弁護士に依頼するメリットがあるのか」そこを基準によく考えて選ぶ必要があります。

 

改名を積極的に取り扱う弁護士が皆無な現状をみてもわかりますが、改名は離婚やその他の分野と違って、弁護士を頼んでも結果が大して変わらない可能性が高いです。

 

もちろん、一概には言えませんが。(^o^;)

 

また、改名専門(得意)と謳っていても、必要とするサポートが受けられないと意味がないので、本能的に合わないと感じた弁護士は控えた方がいいでしょう。



疑いすぎるのも良くない



弁護士のあなたに対する対応だけでなく、あなたの弁護士に対する接し方も大切です。

 

不安な気持ちが強いと疑いすぎて、探りを入れすぎたり、根掘り葉掘りついつい突っ込んだことを聞いてしまうこともあると思います。

 

揚げ足をとったり、重箱の隅をつつくような嫌な質問を用意して、それに答えられなかった弁護士を責めたり追及しても意味がないし嫌な気分にさせるだけ。

 

慎重になる気持ちもわかりますが、弁護士も一人の人間なので、探りを入れすぎると不信感や嫌悪感を抱かせてしまいます。

 

依頼を引き受けようと考えていることもあると思うので、失礼にならない程度に接しましょう。

 

何を基準に判断すればいい?



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弁護士探し自体は簡単ですが、それが改名分野となれば、改名を受任してくれる弁護士(行政書士・司法書士)を見つけることは困難です。



改名を得意とする弁護士を見つけるのが一番良いですが、改名を専門としていなくても客観的に見て、優秀な弁護士はたくさんいます。

 

経験値が高い(経験豊富)、饒舌で説明がわかりやすい、研究熱心で努力家、良心的で誠実など、こういった弁護士は誰がみても良い弁護士ですよね。

 

なので、「良い弁護士(行政書士・司法書士)」を見つける目安として、努力する姿勢がある人は好感が持てます。

 

たとえ改名分野の実績がなくても、「やる気」「熱意」は、弁護士選びで大切なわかりやすい判断基準の一つです。



また、いくら良い弁護士だとしても、相性が悪かったり、あなたの希望に合わない弁護士に依頼しても意味がありません。

 

弁護士選びは単に「悪質な弁護士を避ける」「良い弁護士を選ぶ」のではなく、「あなたにとって良い弁護士」を見つけることが重要です。

 

まとめ



すべての項目に完璧に当てはめて弁護士を探すのは無理ですが、あなたが、必要だ、任せたい、信じてみよう、そう感じる弁護士を見つけましょう。

 

弁護士選びは一番は信頼できる弁護士を見つけることですが、「本当に依頼しなければいけないのか」「あなたにとってメリットがあるのか」をよく考えててくださいね。