却下された場合の対処法


改名で申し立ての段階で受理されなかったり、事前審査で却下される(取り下げになる)ことは珍しくありません。



なぜ却下されるのか、その理由と対処法を書いていきます。



却下される理由



改名が却下されたり取り下げになる理由は主に2つあります。



通称名の使用実績が乏しい



改名が却下される理由で、使用実績の不足を指摘されることはよくあります。



実際に却下された方で「証拠が少ない」「使用期間が短かった」という相談が最も多いです。



改名は通称名の使用がとても重要で、出家や襲名のような特殊な改名理由でなければ、通称名の使用実績が不十分だと却下されてしまいます。



証拠の作り方はこちら
>>通称名の使用範囲とは?使用実績(証拠)の作り方と注意点



改名に必要な通称名の使用期間はこちら
>>改名は社会人と子供で違う!通称名の使用期間の目安



そもそも改名理由が認められない



家庭裁判所は慣行もありますが、過去の判例をもとに許可・不許可の判断をします。



あなたの改名理由が、過去の判例で不許可になった改名理由と同じ場合は当然却下されてしまいます。



却下される代表的な改名理由は、名前の画数が悪いなどの姓名判断ですが、改名できる可能性はゼロではありません。



>>状況が重要!姓名判断で改名する方法とは?



なぜ2回目の申し立てに時間が不利になるのか?



なぜ、2回目の申し立てが不利になったり、時間がかかるのか。



大きな理由は「裁判記録が保管されること」です。



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裁判記録の影響が、、



過去に却下されている場合、2回目以降の申し立ては少し注意が必要です。



というのも、、裁判記録が最低でも5年間残ってしまうという厄介なシステムがあるからです。



なので、過去に却下された改名理由で再度申し立てをしても認められない可能性があります。



過去に却下されているからといって必ずしも致命的になるとは言い切れないですが、過去の申し立て記録が加味されるので、大きな影響があることは覚えておいた方がいいと思います。



改名自体が2回目以降の方はこちら
>>改名は何回まで?2回目はできるのか?



裁判記録の保管期間が不明、、



裁判記録は義務付けられているのが「5年間」であって、A家庭裁判所では5年間、B家庭裁判所では10年間とバラバラです。



過去の申し立てをなかったことにして(裁判記録の破棄)、再度、申し立てを行う場合は最低でも5年間は待つことになります。



また、各家庭裁判所の保管期間がわからないので、人によって下手すれば10年間もの長い時間がかかってしまう可能性があります。



保管期間に関係なく、裁判記録が残ってしまうのは不利になると言えますね。(^o^;)



却下された場合の対処法



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1.改名理由(申し立ての実情)は変えない



改名が1度却下されても申し立て自体は何度でも可能です。



しかし、過去の申し立て記録が残っているということを忘れてはなりません。



2回目の申し立ては、改名理由を変えるよりは同じ理由の方が好ましいです。
(先ほど書いた「同じ理由では認められない可能性がある」と矛盾しますが)



申し立て記録が残っているので、あからさまに改名理由を変えてしまうと説得力がなく、警戒されたり、印象が悪くなってしまうからです。



仮に一度目の改名が「同姓同名」で二度目が「難読」だったら不自然ですからね。(^_^;)



なので、1回目の申し立てと一貫性を持たせるために、申立書をコピーして残しておくことを強くオススメします。



こうすれば、どんな理由でどんな内容で申立書を作成したのか、過去の記録を確実に把握することができます。



2.改名理由(申し立ての実情)を変えてみる



「裁判記録が残っているので、改名理由を変えると不信感を抱かせたり印象が悪くなる」と書いたばかりですが、初回の申し立てが、姓名判断のようにほぼ認められない改名理由なら、変えた方がいいでしょう。



(やり方、考え方が様々あり、それだけ複雑で矛盾も多いのです、、(^o^;))



他にも、改名理由に自信がない人もいると思います。



そんな時は、たとえ申し立てが却下されていても「永年使用」なら、初回の申し立てがどんな改名理由でもあまり違和感なく申し立てができます。



永年使用の詳細はこちら
>>定番!永年使用は自力で改名できる唯一の理由?



3.期間を空ける



却下される理由で多いのは、証拠不足(使用実績などの提出書類の不足)なので、次の申し立ては、数ヵ月、数年間の期間を空けましょう。



期間を空けることで、その分だけ通称名の使用期間と証拠(使用実績)を増やせるからです。



期間を空けずに申し立てすることもできますが、より証拠作りが充実するので、基本的には一度目の申し立てから次の申し立てまで数カ月は期間を空けたほうがいいでしょう。



やはり、現段階(一度目の申し立て)の提出書類(使用実績)で却下されているので、さらに通称名の使用期間を伸ばす必要はあると思います。



数ヵ月から数年の期間を空けて、今よりも広く通称名を使って社会的に浸透させ、証拠を増やして申し立てをすると許可される可能性が高くなります。



4.有力な証拠作りをする



単純に次の申し立てまで期間を空けて、その間の証拠を増やすだけでは不十分です。



今よりも証拠能力が高いものを増やすことが望ましいです。



望ましいというよりも、根本的な証拠集めの強化が必須です。



特に「永年使用」を理由にする場合は証拠作りが重要!



また、永年使用だけでなく、どんな理由にしろ過去に一度却下されている場合は、信憑性の高い有力な証拠作りが効果的です。



子供から大人まで使える、超効率的に最強の証拠の集め方はこちら
>>今しかできない!最短期間で改名する方法



5.理由の書き方を見直す



改名の申し立てで重要なのが証拠集めですが、申立書にある改名理由の書き方も大切なポイントです。



改名理由には、あなたが改名に至った経緯や戸籍名による日常生活での支障を書きますが、審議官や裁判官に伝わるように説得力のある書き方が必要です。



もし、あなたが思うがままに改名が必要な理由を淡々と書いてしまっていたなら、とても勿体ないので見直しましょう。



改名理由の書き方の注意点などは「一発で受理される!審査に通る改名理由の具体的な書き方」を参考にしてくださいね。



却下を恐れず行動してみる



一度却下されている人も、これから申し立てようと考えている人も、「大変だな〜」と思ったかもしれませんが、審判結果は一度申し立てをしてみないことには、どうなるかなんてわかりません。



「もし、却下されたらどうしよう、、」と、あれこれ考えて不安になるくらいなら、ある程度、通称名の使用実績が集まった段階で申し立てを行ってみましょう。



許可するか否かは裁判官(審議官)の裁量に任されるので、どんなに立派な改名理由と10年の長期的な使用実績があったとしても、却下されるときは却下されますからね。(^o^;)



逆に、わずか1年足らずで許可されることもあるでしょう。



却下は避けたいので、どうしても慎重にならざるを得ないですが、却下を恐れて何年間も申し立てに踏み出せずにいると、時間を無駄にしてしまうことさえあります。



それに完璧に準備することは困難です。



数ヶ月や1.2年レベルの早い段階で申し立てると、却下されるリスクもありますが、許可される可能性もあるのです。



とくに早く改名したい人は、ある程度、準備ができたら一度申し立ててみましょう。



却下されても、将来的に100%改名が無理になるわけではないし、却下された際に「何がダメだったのか」アドバイスがもらえることがあるので、対策をしながら次の申し立ての準備ができます。



申し立ては何度でも可能なので、個人的には一度、却下されたくらいならそこまで落ち込む必要はないのではないか、と思います。



対策の一つがこちらです。
>>改名の却下は回避できる!?不許可になる前にできることとは?



まとめ



改名は却下されないことが何よりも重要!



却下されると次の申し立てに時間がかかったり困難になるので、一発で許可されるように入念な準備と対策を行いましょう。



また、申し立てが却下されることは別に珍しいことではありません。



たとえそうなっても根気強く申し立てを行うことが大切です。